• RICHO | imagine. change.
  • リコーインダストリー株式会社

    RECRUIT SITE

COMPANY | 会社について | 社長インタビュー

高い志とチームワークで、
生産技術の進化に
挑み続ける

花田 和己

Kazumi Hanada

リコーインダストリー株式会社
代表取締役社長執行役員

  • お客様目線のものづくりに、リコーの強さを確信

    大学では経済を専攻していましたが、どちらかというと社会勉強に忙しい学生でした(笑)。それでも日本経済が好調だったので、就職活動では強気に攻めていましたね。当時は日本の複写機が世界を席巻していて、その一番先頭にリコーがいた。お客様との接点を大切にする販売力、企画力に優れていたんですね。大企業にありがちな学閥も全くなくて、上にも遠慮せずものが言える自由闊達さが自分に合うような気がして、入社を決めました。
    希望通り商品企画部門に配属されて、約17年ハードからソフトまで当時リコーがつくっていたものほぼすべてに関わったと思います。企画と言っても机にかじりついてできるものではなく、納入先に出向いてはユーザーの声を直に聞いたり、販売前の試作機を借りて自ら使い勝手を体験するなど、何よりもお客様目線を大切にすることを心がけました。先輩たちの仕事ぶりを見て、それがリコーの強さだと確信したからです。

  • 将来を見据えた環境事業にチャレンジ

    2007年から3年間ニュージャージーにある米国拠点に駐在して、新規事業のマーケティング強化に携わります。順調に進んだのですが、判断スピードなどリコーの課題が様々見えたのも大きな収穫となりました。帰国してからは総合経営企画室に在籍。経営陣たちの将来を見据えた議論を聞きながら、企業のあるべき姿などを自分なりに模索する時期だったと思います。
    その後、環境事業の立ち上げに携わりました。リコーは早くから環境経営を標榜し事業展開をしていました。その中で転機になったのが、東日本大震災で被災者の方々の事業再開に向けたお役立ちと東北での雇用創出を実現できる再生機工場の立ち上げに携わったことです。これらを新たな一歩として、環境配慮型事業展開の創出・拡大を具現化する御殿場事業所(現環境事業開発センター)の再立ち上げに繋げていきました。循環型社会の実現に向け、再生可能エネルギーや脱炭素社会に関わる事業開発へと進化し、現在へと繋がっています。
    当時ご迷惑をおかけした地元の方々にご挨拶に伺うと、「お帰りなさい」と言って頂きました。嬉しかったですね。将来ここで何百人、何千人が働く事業にするんだと、初期メンバー8人で語り合ったのを覚えています。

  • 「先端的生産会社」の誇りをもって

    御殿場ではリコーインダストリーのリユース・リサイクル事業部長も経験しました。私にとって初めての生産部門です。ずっと商品企画部門で自己主張の強い面々と渡り合ってきたので(笑)、当初は社員におとなしい印象を受けましたが、全くの思い違いでした。前者が赤い炎だとすると、後者は青い炎。日々の課題を確実にこなしながら、つねに状況を改善・向上させていく。そこには、ものすごい集中力と執念のようなものを感じます。世界中でリコー製品が高い信頼を得てきた要因はここにあったのだと、想いを強くしました。
    2024年4月より当社の代表取締役社長を拝命しました。この一年は拠点の再編など改革的なアプローチを断行しましたが、従業員全員の頑張りによって無事完了。次年度以降に向けた取り組みがすでに始まっています。近年はソフトウエアに注目が集まりがちですが、安心・安全に安定稼働するハードウエアがあることによってお客様のご要望にお応えできるものと信じています。我々が掲げる「先端的生産会社」の誇りを持って、これからも進化を続けて行きます。

img
  • 自律型人材が、新たな進化をもたらす

    リコーではいざというときの団結力を何度も目にしてきました。ここでは日常でのチームワークが大きな力になっていると感じます。そのうえで若い人たちには「自律型人材」をめざしてほしいと伝えました。一人ひとりが高い志をもって貪欲に挑戦することで、組織がさらに強くなるからです。当社は生産の自動化・機械化をどこよりも積極的に進めてきた会社ですが、それを設計し運用するのはあくまでも人間。人材あってこその生産拠点であることを強調しておきたいと思います。
    若い人たちには思ったことをどんどん発言してほしいですね。例えば新入社員なら最近まで学生だったからこその視点や発想があって、それが思いがけない進化につながるかもしれない。誰もが対等な立場で議論して発展してきたのが、このリコーグループなのです。私たちと一緒に、よりチャレンジングなリコーインダストリーを創り上げていきましょう。

  • img