安全で働きやすい
生産ラインを目指して
プリンタ生産事業部
生産技術センター
生産技術室 生産技術一G
五十嵐 夢郁
Yui Igarashi
2024年入社 システム科学技術学部機械工学科
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リコーインダストリーとの出会い
就職活動にあたっては、勤務先が地元宮城県から近いところで学んできた機械工学の知識を活かしたいと考えていました。当社との出会いは研究室の教授からの紹介がきっかけです。採用担当者や社員の方からはとても丁寧に説明・サポートをいただきました。中でも自動化・効率化をめざし、環境にも配慮しながら生産を行っていることに感銘。しかもフレキシブルに働けて、ライフイベントなどへの支援制度がすごく充実しているので、もうこれは決めるしかないなと(笑)。同期は13人。自宅から車で1時間かけての通勤生活が始まりました。
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これまでの歩み
入社して最初の2ヶ月は、各事業所を巡回しながらの新人研修。本社事業所のときは近くのホテルに部屋を借りました。始めは誰もがよそよそしく私が盛り上げ役を務めたりもしましたが、最後は離れ離れになるのが寂しいくらい仲良くなりました。同期がホテルで大騒ぎしていたのも良い思い出です(笑)。
配属されたグループは総勢16人。大量印刷用のモノクロプロダクションプリンターをメインに、全員で生産準備や量産維持に当たっています。私たちが扱う製品はグレートーンが鮮やかで、紙詰まりに強いのが特徴。行政機関や学校などに多く納入されています。新製品が開発されるたびに、私たちが生産ラインの工程を設計し構築します。いかにして高品質なものを安定してつくるかが求められますが、そこで作業をする人たちが安全かつ働きやすい環境にすることも大切なポイント。稼働してからは不具合への対応はもちろん、現場の意見を聞きながら改良・改善を重ねていきます。私は現在の担当ラインが立ち上がった直後に配属されたので、まだ量産維持業務しか経験していませんが、ペアリーダーに付いて日々学んでいるところです。 -
現在の業務とやりがい
まだ仕事の面白さまでは実感できていませんが、毎日少しずつでも知識や技能が増えていくのが楽しいと感じます。先輩や上司をはじめ他部署の方たちも温かくサポートしてくださるので、特に不安はありません。ただ新人とはいえお給料を頂いているのですから、その環境に甘えず自分から積極的に学びを広げていくことが大切だと考えています。先輩が他部署に出向く際はできるだけ付いて行くようにして顔を覚えてもらい、何か教わったらそこで終わらず必ず質問までして理解を深める。現場に行ったらネジ一本でも自分で作業するよう心がけています。
つい先日、生産現場の方から「この作業が見えづらい」と聞き、それを部署に持ち帰ったら先輩たちからたくさんのアイデアが出てきました。私がまたそれらを現場に伝え様々意見を聞いていく中で、最後はカメラを設置することが決まりました。まさにいま私がその準備を進めている最中です。ほんの些細なことも見逃さずみんなでスピーディーに対応する。それをずっと重ねてきたからこそ今があるのだと、心に刻む出来事でした。

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会社のこと、職場のこと
リコーグループの生産を担う会社として、様々な分野のプロフェッショナルがそろっています。それでも会議の場では年次や立場に関係なく対等に意見を言い合えるのは、この会社の大切な文化です。また部署やグループ間の垣根を超えて同じ目的に向かって協力し合えるのが、私たちの強み。入社前に聞いたそれらが、今少しずつ理解できるようになってきました。
職場はエフェクティブワークやリモートワークなどが使え、責任を持ったうえで自由に自分らしく働ける環境だと感じます。また、声を上げれば周囲が応援してくれる通しの良さも自慢の一つです。社員一人ひとりが強い責任感とやり遂げる意志を持っているからこそ実現する環境なのだと思っています。

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これからの課題と目標
リーダーからは、細かい技術のことよりもまずは仕事の進め方などの基本を身につけるよう言われています。それと、今は一人でも多くの人とつながりをつくり困ったときの相談相手をたくさん持っておくことが大切だとも。また以前、社長と新入社員とのランチミーティングで「得意分野が3つあれば強い」というお話をうかがい感銘したことがありました。カメラについてはかなり勉強したので1つ目に上げていいかなと。あと2つはこれから探します(笑)。まだまだ足りないものばかりですが、一日も早く組織の戦力となれるよう、成長していきたいと思います。
グループリーダー 柿崎 繁仁
五十嵐さんは、いつも笑顔を絶やさず、その場を明るくしてくれます。誰とでも気兼ねなく話しができるのは、持ってうまれた強みでしょうか。この仕事は関係する部署が多いので、人とのつながりを大切にしてほしいと伝えました。また資料ばかりに頼らず、現場・現物、事実に基づいて行動するよういつも話しています。生産技術の醍醐味は、自分たちのアイデアや工夫がラインに反映され、高品質の製品となってお客様からの感謝や信頼が得られることです。それを片時も忘れず、たくさんの感謝を得られる人財にまっすぐ育っていってほしいと思います。