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  • リコーインダストリー株式会社

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PERSON | 社員と仕事

現場作業者に寄り添い、
インクジェットヘッド
生産の工程を設計

IP生産事業部
生産センター
第一生産室 生産一G

佐藤 響

Hibiki Satoh

2023年入社
システム科学技術研究科 電子情報システム学専攻

  • リコーインダストリーとの出会い

    大学院では画像処理に関する研究を行っていました。様々な業種を見る中で、社会を豊かにするものづくりに関わりたいと思うようになり、当社の1day仕事体験プログラムに参加。当時はコロナ禍でオンライン開催だったものの、THETAというリコーの360度カメラを使って東北事業所の工場を案内してもらったのが印象的でした。またそこで、生産技術職の人たちが情報処理技術を活用して生産現場の負担軽減や品質向上に取り組んでいることを知り、強く魅力を感じました。そしていくつか内定をもらう中でも、教育制度をはじめ成長できる環境を最も備えていたのがリコーインダストリーでした。

  • これまでの歩み

    入社して最初の2ヶ月は新人研修。リコーテクノロジーセンターや本社事業所、東北事業所と拠点を変えながら、生産現場に入ってはその強みや特徴などを学んでいきました。研修中に配属先が言い渡され、終了後はすぐさま厚木へと引っ越し。徒歩で通勤できる部屋を社宅として借り上げました。
    最初に配属されたのは、オフィス用機種のインクジェットヘッドを扱っているグループです。そこでペアリーダーに付いて、不良解析や品質改善などに取り組みました。また途中で新人テーマが与えられ、生産工場の機能移転プロジェクトに参画。約1か月半の間勝田事業所に常駐して生産業務を教わり、移転先である本社事業所に戻ってからは新たに編成された作業員の人たちにその業務を教えるという役割を担いました。長い年月をかけて築かれた生産工程の素晴らしさを知るとともに、課題点もいくつか見えて、生産技術職としての今後の業務に大いに役立つ経験となりました。

  • 現在の業務とやりがい

    2年目からは現在の部署で、印刷所などで使われる業務用プリンター機種のインクジェットヘッドを担当しています。主な業務の一つが不良品の解析。様々なものを数値化して品質や工程をチェックし、不良品の傾向や発生原因などを特定する作業です。そしてもう一つが品質改善。解析結果をもとに量産設備の不具合改善に取り組み、ときには工法そのものを見直したりもします。これらの業務には機械や電気、化学といった幅広い分野の知識が必要ですが、部署には様々なバックボーンを持つ先輩たちがそろっているので、日々アドバイスをもらいながら業務に取り組んでいるところです。
    一番に心がけているのは、作業する人たちが安全で安心して働けること。データにばかり囚われるのではなく、生産現場をしっかりと見て、皆さんからの意見を日々聞き取りながら、業務の効率化や作業負担の軽減にもつなげていきたいと思います。

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  • 会社のこと、職場のこと

    入社理由の一つに教育制度の充実を挙げましたが、それは想像以上のものでした。研修は多すぎるほどありますが(笑)、生産技術にはたくさんの知識が必要なのでこのくらいがちょうど良いのでしょう。自己啓発もしっかりとサポートしてもらえますし、何より会社全体に若手社員を育てるんだという意識が満ちているのが嬉しいですね。
    部署は細かく分かれていますが、全員の共通した目標は良い製品をつくること。そこが一切ぶれず、何事にもOne Teamとなって取り組む上司や先輩たちの姿には心から憧れます。
    ちなみに余談ですが、ここの従業員食堂がとても美味しくて、一人暮らしの私には毎日のランチタイムが大きな楽しみになっています。

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  • これからの課題と目標

    1年半の経験を経て、不良の原因を一時解析でかなり特定できるようになってきました。製品や生産工程への理解が進んだことが大きいのだと思います。今後は自身の得意分野である情報処理のスキルをより高めて、分析のスピードや精度をさらに向上させ、部署に貢献できるようにしていくことが目標です。そしてインクジェットヘッド生産技術のスペシャリスト、現場作業者に寄り添った工程設計者を目指したいと思います。

グループリーダー 石田 洋哉

入社したときは少し大人しめの印象でしたが、その後の仕事ぶりを見て、芯が強く思ったことを直ぐ行動に移せる人だとわかりました。1年目は生産工程の機能移管というテーマに取り組んでもらいました。自ら現場作業を経験することで、生産技術者としての必要知識が得られたのではないかと思います。2年目は新しい生産ラインの立ち上げに挑戦しました。課題を正しく整理し、自分で考えた作業・道具に対して現場メンバーと一緒に評価を行い、評価結果に基づいて決めるというステップを確実にこなし、業務を無事遂行してくれました。今後は専門の情報処理技術を活かし、インクジェットヘッド生産技術の先頭を走って行ってほしいと思います。